メイクブラシの洗い方とは? プロが教えるお手入れ方法
毎日使うメイクブラシはどれくらいの頻度で洗っていますか?『洗う時はどうすればいいの?』『そもそも、天然毛のメイクブラシは洗ってもいいの?』『メイクブラシは何で洗えば痛まない?』など、お客様からたくさんご質問いただきます。
今回は、普段のお手入れ方法やメイクブラシの洗い方、おすすめのクリーナーなどご紹介します。
メイクブラシを洗わないで使い続けていたら、雑菌が繁殖して肌荒れの原因になってしまったり
毛切れなどをおこして、劣化につながります。
お気に入りをずーっと長く大事にお使いいただくために
コスメ大好き!メイクブラシを愛してやまないスタッフが、洗い時と洗い方のポイントを教えます。
目次
メイクブラシを洗うタイミングは?
メイクブラシを洗うタイミングは見極めが難しいですよね。
実は、メイクブラシをお買い求めになったお客様からいただくご質問N0.1!
ご使用のたびに毎回、ティッシュでふき取っていれば、頻繁に洗う必要はありませんが、
だからと言って全く洗わずに使い続けていたら、雑菌が繁殖して肌荒れの原因になってしまったり
毛切れなどをおこして、メイクブラシの劣化につながります。
お気に入りのメイクブラシを長く大事にお使いいただくために、これらのチェックポイントを確認してみてください。
【こんなサインが出たら洗い時!】
- 肌触りがチクチクする
毛に汚れがたまってきたら、毛と毛がくっつきやすくなり肌あたりが痛くなってきます。
刺激はお肌にもよくないので違和感を感じたら、洗いましょう。 - 皮脂や油分で触った感じがモッタリする
化粧品の油分や皮脂などが付着し筆先がモッタリとした肌触りになっていきます。
放置しておくと雑菌が繁殖し、肌荒れの原因になってしまいます。 - 化粧品を含んで穂先が白っぽい
使った後にふき取っていても徐々に汚れが蓄積します。白っぽくなってきたら洗い時! - 毛の中に汚れがたまっている
穂先をかき分けたとき、毛に化粧品がこびりついてしまうとそこから切れて劣化の原因に。
(ケーキング現象)
毛が切れると肌触りも悪くなってしまいます。
メイクブラシの洗い方
では、実際に洗っていきましょう!以下のものを用意してください。
【用意するもの】
- 洗剤(メイクブラシ専用クリーナー、スポンジパフ用洗剤など)
- コンディショナー(メイクブラシ専用、なければ洗い流すタイプのコンディショナー)
- ボウルやカップなどの容器
- 清潔なタオル
- 輪ゴム(メイクブラシ1本につき2つ)
洗う前の注意点テ:ィッシュで汚れを落として余洗い
まず、穂先についた汚れを大まかに落とします。
ティッシュで汚れを払い、毛の表面についたほこりや汚れをぬるま湯で洗います。
髪の毛を洗う時と同じですね。
専用クリーナーやスポンジ・パフ用洗剤をぬるま湯で薄めて洗います。
- 容器に1/4ほどの水かぬるま湯を入れ、洗剤を適量溶かします。
- 穂先をぬるま湯につけ、優しく振り洗いをします。汚れがひどい場合は、優しくもみ洗いをします。
- 洗剤液の色が変わらなくなるまで繰り返します。
- 優しく振り洗いをした後、流水でしっかりすすぎます。
メイクアップブラシクリーナー
繊細な天然毛のメイクブラシにも使える化粧筆の為のメイクブラシ専用クリーナー。天然毛の風合いを損なわずにふんわりと洗い上げます。
トリートメントでケアしておろしたての毛質がよみがえる
天然毛のメイクブラシの為に開発した専用のトリートメントでプラスワンケア。穂先に艶がでておろしたてのような柔らかい毛質がよみがえります。
- 容器に水かぬるま湯を入れ、トリートメント液を適量溶かします。
- 穂先全体にトリートメントがなじむように振り洗いします。
- 流水でしっかりとすすいで清潔なタオルでしっかり水気を取ってください。
メイクアップブラシ スーパートリートメント
天然毛に天然由来の保湿成分を与えふんわりと柔らかい質感に。(スクワラン ツバキオイル配合)帯電防止成分でごわつき、パサつきを抑えます。
乾かし方:タオルドライ、自然乾燥
- しっかりすすいだ後、優しく穂先を絞り、水気を切ります。
- 乾いた清潔なタオルなどで根元を開くように優しくポンポンと水気を取ります。
- しっかり水気をふき取ったら、形を整えます。
- 穂先は下向きか寝かせるようにして乾かします。図のように輪ゴムがあると便利!
輪ゴム2個で簡単!ぶら下げ用タグの作り方
- 輪ゴムを2つ八の字に重なるように置きます。
- 下の方を上の中から通します。
- 下の中にもくぐらせて引っ張ります。
- 片方をメイクブラシの軸にくくり付け、もう片方を洗濯ばさみで挟んで乾かします。
日頃のケアでメイクブラシ長持ち!メイクの仕上がりが変わります。
いつもお化粧をするときに、使い終わったメイクブラシはどうしていますか?
さっき塗ったアイシャドウやチークの粉が毛先に残ったまま仕舞っていませんか?
そのまま放置しておくと、毛の中に残った化粧品の粉末が皮脂や油分と混ざって固まってしまいます。
この現象を“ケーキング現象”といいます。
一般的にパウダーファンデーションやアイシャドウなどによく見られますが、実はパフやメイクブラシなどメイクツールにも起こります。
毎日のちょっとしたひと手間でお化粧ノリが良くなり、メイクブラシの寿命もグンと長持ちします。
毎日のお手入れ方法
山羊毛、馬毛、イタチ毛などのコシがあるメイクブラシ
メイクが終わったら、筆に残っている粉をしっかり落としましょう。
ご使用のたびに毎回ティッシュなどで毛の部分を優しく拭ってください。
この時、ごしごしと強くこすりつけてしまうと摩擦で毛が痛んでしまい毛切れの原因となってしまいます。
優しくふき取ってください。
リス毛など細くて柔らかい毛質のメイクブラシ
ご使用のたびに毎回ティッシュなどで毛の部分を優しく拭ってください。
リス毛はとても細くて柔らかい繊細な毛質です。毛がもつれやすいので一定方向に優しく拭ってください。
もし毛がもつれてしまったら、根元から優しくクシを通してあげてください。
市販のヘアコームでOKです。
リキッドファンデーションや口紅、グロスなどの場合
油分が多く含まれるリキッドファンデーションや口紅は必ずその都度ふき取りましょう。
リップブラシなどは、ついつい毛を挟んで引っ張るように拭ってしまいがちですが、強い力で引っ張ると根元からすっぽり抜けてしまいます。
ティッシュなどを使ってそっと指先で挟んで拭うようにしてください。
ファンデーションブラシは、ほかのメイクブラシ同様ティッシュなどでふき取ってください。
収納は“立てて収納”がおすすめ 外出は専用ポーチやケースを
普段よく使うメイクブラシは、手の届きやすいところに置いておくのが一番です。
使いたいときにサッと手に取れるようにしておくとメイクの時短にもなりますね。
多くの方がペン立てのようなものに立てて置いていると思います。
立てて収納する際に一つだけ気を付けていただきたいのは、ギュウギュウに詰めすぎないこと。
毛の部分が他の筆にあたってしまい、型崩れの原因になります。穂先が当たらない程度に余裕を持たせて収納するようにしましょう。
旅行や外出先でのメイク。極力荷物にならないようにミニサイズのメイクブラシセットを使うことがあるかもしれません。
しかし、普段使いなれないツールでのお化粧は意外とストレスですよね。
いつも使っているメイクブラシをお出かけ先でも使いたいときは、専用ポーチに入れるか、穂先をカバーするキャップがあると便利。
ポーチなら、綿棒やヘアピンなどちょっとした小物を一緒に収納できますし、ブラッシュキャップならかさばらずスマートに持ち出せますね。
BSP-1 ブラシスタンドポーチ 自立するメイクブラシ収納ケース
メイクブラシや小物類を収納するポーチ。大きく開いて自立するので、中身が出し入れしやすく旅先でのお化粧にも使いやすい。
ブラッシュキャップ(レース 黒) メイクブラシ専用カバー
伸縮性のあるレース生地で穂先を優しくカバー。ポーチに入れても穂先をしっかり守ってくれます。
メイクの仕上がりを左右する買い替えのタイミング
メイクブラシの寿命は、一概に何年とは言い難いものです。
しっかりと丁寧にお手入れしていただければ、末永く愛用していただけますが、やはり毛質や使用頻度、使い方などで買い替え時が変わってきます。
では何を基準に判断すればいいでしょうか?
それは、『肌触り』です。
肌に直接触れる毛先の肌触りや、粉含み、メイクのノリ方・・・。毎日使っていく中で少しずつ違和感を感じ始めたら買い替えを検討してください。
チクチク刺激を感じたり、毛先がパサパサしてきたり、コシやハリがなくなってくると、お化粧もうまく仕上がりません。
もし、自分での判断が難しい場合は、一度お店に持ってきてみてください。プロの目で判断し、新しい筆選びのお手伝いをさせていただきます。